刑事事件
現住建造物等放火罪(死刑、無期懲役又は5年以上の有期懲役)という非常に重い罪を犯した方の親族よりご相談をお受けいたしました。現住建造物等放火罪は、非常に法定刑が重く、裁判員裁判の対象となり、前科がなくとも刑務所に服役する可能性が非常に高い重罪です。当事務所は、受任後速やかに、被害関係者と連絡をとり、示談交渉を進めるとともに、捜査担当検察官に対し、建物の現住性に疑問があり、起訴となれば争う意向であることを速やかに伝え、慎重な捜査をするよう伝えました。
初動が早かったこともあり、幸いにも被害関係者のすべてと示談することができ、速やかに和解金の支払いをするとともに、被害関係者との間で、刑事処分を望まない旨の示談契約を締結しました。
捜査担当検察官に対し、示談経過の報告書とともに、締結した示談契約書の写しを送付し、面談してこの間の事情を説明した結果、不処分(起訴猶予)の結果を得ることができ、ご本人、親族より大変喜んでいただくことができました。
民事事件
相続により、他の相続人より一方的な遺産分割案を提示された方からのご依頼です。当事務所では、速やかに遺産の調査を開始し、不動産の鑑定を進め、遺産全体の評価額を算定するとともに、他の相続人との交渉を開始した結果、ご依頼人は現在居住する土地建物を相続するとともに、相当な額の現金預金を相続することができました。
経済的評価額としては、当初他の相続人より提示された価額の二倍以上の価額を相続することができ、大変ご満足いただくことができました。